いやー今年のM−1グランプリも面白かったですね!
サンドウィッチマンの敗者復活からの優勝は予想外でしたが、最後に二人が抱き合って喜ぶシーンは感動しました。いやー本当におもしろかった。
というわけで見た感想を書いてみます。
<ファーストラウンド>
- 1・笑い飯
- 普通のWボケじゃなかったですねー!この「前のボケを繰り返しながら少しずつ付け足していく」スタイルは数年前のマリリンモンローの時のやつであり、R−1ぐらんぷりで中田なおきさんがやってた「1人で10人」のネタに通じるものがありますね。でもこの形式だとマリリンモンローの方が面白かったような。何度も繰り返される「変な棒を出したり引っ込めたり折ったり…」という動き自体にもっと笑える要素があればよかったんじゃないかと思います。でも繰り返すテンポがだんだん速くなっていったのはさすが高い技術を見せ付けられた感じがしたし、最後の「よっ待ってました」のぞんざいな言い方と、変な棒が2本出てきて「お呼びでしょうかご主人様」って言うところはめちゃくちゃ面白かったです。でも笑い飯にしてはちょっと今ひとつ、物足りなかったような気がしました…
- と思いましたが、ビデオで見直したら、生放送で見たときよりも数倍面白く感じられました。やはりトップバッターにこの変化球ネタは向かなかったのでしょうか…順番違ってたらどうなったでしょう…
- あと、一組目のネタ終了後に、期待通り『現在、1位です!!』とコールされたのが嬉しかったです。これがM−1の醍醐味のひとつですね。
- 5・トータルテンボス
- 施工主のバカー!
- 本当に無駄がひとつもない漫才でしたね!面白かったです。
- 6・キングコング
- テンポというかスピード感というか、技術力がすごかったですねー!650点も納得です。しかし、「後半ツッコミがヒートアップする」というのがM-1のセオリーだとはいえ、西野さんの怒りぶりが少し不自然な気がしました。「服屋の店員がやりたい」と言い出したのは梶原さんなのに、西野さんがそんなに熱くならんでもねえ。
- バラエティで知名度抜群のコンビがM-1グランプリに参戦して、技術と練習量が圧倒的なネタを見せたという点では、品川庄司が決勝進出したときと対比できると思います。品庄が決勝でやったネタを思い返してみると、庄司さんが「刑事ドラマをやりたい」と言い出して、でもやらせてもらえないから、どんどんツッコミがヒートアップしていく…という展開になっていて、ちゃんと理にかなっていたんだなあと思いました。
- 7・ハリセンボン
- 8・ダイアン
- 同じような話を何度も繰り返しつつも、だんだん内容がエスカレートしていく展開が面白かったです。テンションが上がっていくのではなく、話の内容で盛り上げていくところが、数年前のR-1の岸学さんのネタに似た感じで好きでした。最後もっともっと、とんでもない展開になって欲しかったです。
- 9・サンドウィッチマン
- 焼きたてのメロンパンが売切れてしまう!
- おもしろかったー!確実にベスト3だと思いましたが1位とはすごい!!
- ボケの方の人は、試合でボコボコに殴られた後のボクサーみたいな顔だなあと思いました。
- ファーストラウンドを振り返って
<最終決戦>
- 1・トータルテンボス
- 後半の、藤田さんが話を全肯定するくだりがおもしろかったです!
- 2・キングコング
- やっぱりテンポがすごいわー!
- 3・サンドウィッチマン
- ちゃんと期待に応えてすごいなー!
- 結果発表
- 本当も誰が優勝してもおかしくないと思いました!!票がばらけたのも納得です!サンドウィッチマンおめでとう!!
- 私ならトータルテンボスに1票入れていました。キングコングとサンドウィッチマンは1本目と同系統のネタで、1本目に対してギャグがほんのわずか、小粒なように思えました。でもトータルテンボスは1本目の構成を踏まえてさらにそれを越える展開になってた気がしたので…1本目の出来は関係ないわけですが…
- トータルテンボスとキングコングはM−1的な後半盛り上げるネタだったのに対し、サンドウィッチマンは普段どおりのおもしろいネタを披露したのが、よかったりしたのかな?巨人師匠と上沼相談員、そして松本さんと紳助さんの票を集めたというのがなんかすごいですね!とにかくサンドウィッチマンおめでとうございます!
というわけで結論として、知名度がほとんどないサンドウィッチマンを準レギュラー級で起用していた『エンタの神様』はエライ…と言うこともできないことはないんじゃないかなと思うんですが…いかがでしょう?