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101・『アキレスと亀』を見ました!

名駅の近くの「109シネマズ名古屋」にて、話題の映画『アキレスと亀』を見ました!北野映画を見たのは初めてです!事前に名駅の地下街のチケットショップで109シネマズの鑑賞券を1350円で購入。すこし安く見れました。会場はお客さんでいっぱいでしたよ。
感想:かなりおもしろかったです!大笑いしたり大泣きするというよりも、ニヤニヤ笑える、しみじみ悲しくなる場面が多いと思いました。けっこう簡単に人が死んで、ブラックな面も多いんですね。
スタッフロールを見たら、オフィス北野の芸人さんたちが結構いっぱい出てたみたいで、元ジョーダンズの三又又三さんと元北京ゲンジお宮の松さんはどの役か分かりましたが、他の人達には気付きませんでした。私も修行が足りません。
売れない画家が、中年になっても売れない絵を描き続けている姿は、面白くはありましたが、見ていてとても切なかったです。樋口可南子が演じる奥さんだけは理解して付いて来てくれてますが、それだけでいいのか。「継続は力なり」といいますが、いくら継続しても、社会的に価値を認められなければ全く意味がないのではないか。一生売れなくて、死後も評価されず、ただ消えていくだけなのではないか。などと考えてしまいました。切ないです。
白い紙に絵の具をランダムにぶっかけて、その行為自体を芸術とするみたいな手法の「アクションペインティング」をやっている場面が何度も出てきていました。確かに行為自体はとても芸術っぽいし、やっている本人たちはとても楽しそうだけど、完成した作品は単に絵の具が飛び散った紙で、画商に持っていっても酷評されて終わり、というのが悲しかったです。作品作りは自己満足ではダメなんですね。私もいろいろ反省します。

いやーでもなかなか面白かった。さすが世界の北野ですね。