<今年読んだ本 32>
『シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと』ビル・ブライソン/著、小田島則子・小田島恒志/訳
シェイクスピアが書いた作品は有名ですが、シェイクスピア自信については知られていないことが多いということで、「シェイクスピア本人は一体どんな人物だったのか?」ということについて書かれた本すた。シェイクスピア作品はよくクイズに出るので、勉強になるかなーっと思って読んでみましたが、作品についての記述はあまり無く、シェイクスピア本人についてじっくり書かれていました。
シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと
Bill Bryson 小田島 則子 小田島 恒志
日本放送出版協会 2008-12
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感想:シェイクスピア本人について分かっていることはそんなに少ないのか!と驚きました。
得た知識:
- 一般的にシェイクスピアの肖像画だと言われている絵は「チャンドス肖像画」と呼ばれるもので、その人物が本当にシェイクスピアであるという確証は無い。
- シェイクスピアの出身地「ストラットフォード・アポン・エイヴォン」は、「エイヴォン川沿いのストラットフォード」という意味。
- シェイクスピアが手書きで書いた文字は、全部でわずか14単語しか残っていない。「ウィリアム・シェイクスピア」というサインが六つと、遺言状に書かれた「by me(私が書いた)」という言葉のみである。しかも、六つ残された「ウィリアム・シェイクスピア」というサインは、綴りが全て異なっている。
- シェイクスピアが活躍した時代、劇場では、演劇のほかに『熊いじめ』という出し物が大人気だった。つかまえた熊をいじめていたそうです。