<今年読んだ本 47>
『あしたの発想学 いかにして痛くない注射針はできたのか!?』岡野雅行/リヨン社
世界一の職人とも呼ばれる、岡野雅行さんの著書です!
あしたの発想学 (かに心書)
岡野 雅行
リヨン社 2006-08
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感想:面白かったです!そして口語体で書かれているから非常に読みやすいです!岡野雅行さんの本はいいですね。以前読んだ『人生は勉強より「世渡り力」だ!』と共通するエピソードも多かったですが、この本のほうがなんだか読みやすい気がしました。
技術職として勉強になったり、耳が痛かったりする話が多く入っています。
個人的には、「図面がないとできないのは本当の職人ではない」という話が特に印象に残りました。与えられた図面通りにやるのではなく、自分で発想して、自分で図面を起こしてやらなければいけないと。そしてそのためには、様々な経験を自分の中に蓄積しないといけないということらしいです。きびしいですね。でもがんばんないとねえ。
ほかにも
- 有名な「痛くない注射針」は、半導体のシリコンの上に液体を塗るノズルにも使われたりしている
- 岡野さんの娘さんのお婿さんの縁本幸蔵さんは名人級の腕前のすごい人
- 潤滑油は、スイスが世界で一番いい
- ベトナムで売ってる、現地の子供が手作りで作ったおもちゃは、よくできてる
など、さまざまな豆知識が載っていて、おすすめの本だと思います。