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ニコリ127号オモパの感想を書いてみる

パズル雑誌『パズル通信ニコリ』の127号が発売されて、約1ヶ月が経ちましたね!私は、やっと表紙の暗号が解けました!あの暗号は、ベガが「星」で、アルタイルが「織女」を表しているんですね。なるほどー。
そして、オモパの投稿締め切りまであと1週間です!ということで今さらですが、ニコリ127号のオモパの感想を少し書いてみます。

へびいちご

これはいいですね!ヘビの体にが、頭→尾という方向性を持ちながら伸びる様子が、カナオレっぽい雰囲気で、おもしろいと思います。ヘビの体の真ん中のマスから先に決まることもあるので、昔あった「カナ留め」に似てるかもしれませんね。あと、盤面に面積4以下の空白ができたら、そこには何も入らず空白のままになるというのは、LITSっぽい感じですね。
なんだか1番より2番の問題のほうが簡単な気がしました。

メジリンク

部屋の配置ごとに、個別の考え方が必要になる場面が多くて、なんだか特集ページに載っている問題を解いているような手探り感があって、楽しいです!特に、でかいタイル周辺がダイナミックで楽しいですね。
でも、「タイルの面積と、そのタイルで線を引かれない点線の長さが等しい」というルールは、この上なく美しいルールですが、どちらかというと問題を作る側に課せられたルールであって、解く側のためのルールではないような気もします。解く時に面積とか線の長さを数えるのが面倒くさい気もします。単純に、タイルの中に数字を入れてしまって、変形スリザーリンクっぽくしたらどうでしょう。でもそれではルールの美しさが消えてしまうかー。わー。

ヤギとオオカミ

2番の問題すげー!その手があったか!
改めまして、ヤギとオオカミが隣り合っているところに、まず問答無用で線を引けるという、入口の分かりやすさがいいですね。それもフィルオミノみたいに1マス分だけじゃなくて、真っ直ぐズバーッと線を引けてしまうという気前のよさです。えらい。
解きかたとしては、「ヤギもオオカミも入らない、空白の領域ができてはいけない」というのを意識する場面が多いですね。
ここ何号かのルール変更によって生まれた、「線は、盤面の中で輪っかになってはいけない(線の両端は必ず盤面の外枠)」という考え方を中心にした問題があってもいいんじゃないかと思いますが、でもそれだと「線」自体が主役になってしまって、ヤギとオオカミが主役じゃなくなってしまうか。どうでしょう。

のりのり

復活おめでとうございます!改めまして、ルールの少なさが芸術的に素晴らしいですね!3番の問題は、「どっちにしても…」の連鎖ですげー!大きい部屋であっても2マスしか塗らないという贅沢感が好きです。

パネライ

これは最近はやりの正方形ルールを使ってて、タタミルールと同面積隣接禁止ルールも入ってて、ルールは多いけどそのおかげでサクサクと手が進む場面が多くて、いいですね!どのルールを中心に据えるかによって、いろんな味の問題ができそうな可能性があって、良いんじゃないでしょうか。こりゃー楽しい!
同じ面積の正方形は隣り合わないわけですから、例えば「3」が斜めに接していたら、3×3の正方形2つが一気に決まる…かと思いきや、それだと境界線が十字に交差するからダメなんですね。うーんいけず。

たわむれんが

うおー見た目が新鮮だ!サクサク塗れるし、黒マスが上から雪崩のように決まっていく豪快な場面もあって、いいですねー!ひとつの数字が周囲6マスに影響を及ぼすという点で、114号に載ってた『デルタ』を思い出しました。黒マスの横3マス連続禁止ルールがまた、小技が効いた感じのルールで、いいですねー。こりゃー楽しい!

えんどうまめ

空間を大づかみに掴むような、変わった解き心地のパズルだと思いました!ひとつの四角に注目して、それとペアになる四角はどれかを探すという感覚が、126号に載ってた「クオーク閉じ込め」に似てる感じですね!
盤面に入っているのが○と●ではなく、■と□だというところに、他のパズルと見た目を差別化するという小さなこだわりが感じられて、好きです。
何も考えずに無条件で線を引ける場面が少なくて、やや取っ付きづらいですが、じれったい魅力でもありますね。もっと四角をいっぱい入れたら、どうでしょう?
それはそうと、「えんどうまめ」という名前の由来が分かりません。ひゃー。

シャカシャカ

いやーおもしろい!1番と3番の問題は、白マスと数字が絡み合うという、ちょっと美術館っぽい雰囲気の場面もあって、いいですねー!進化してるんですねー。しかし2番はこんな問題ですみません。

たすくえあ

「5」という数字が主役級の活躍ですねー!「5」は、2×2と1×1の2種類の正方形にひとつずつ接するという、美味しいとこ取りの数字です。
大きな正方形を含む分断禁というのが、ダイナミックでいいですねー。

アイスバーン

1番の問題は、まさか一筆書きで解けるのか!?と思うぐらいのスムーズさで、すばらしいと思いました。あとアイスバーンって、実は例題の問題がものすごく面白いんじゃないかと思いました。

アンドレ

仕掛けがすげー!1番はれんが尽くし、2番は果物尽くし、3番はは尽くしですかー。すげー!
直感が中心のパズルだと思いますが、2番の問題は読み仮名のマスが端にかためて配置してあって、理詰めでも解きやすくて、すばらしいと思いました。


以上です。あー何か作らなきゃー。