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『世界最大の虫食い算』を読みました!

<今年読んだ本 90>
『世界最大の虫食い算』安福良直/文春新書
パズル通信ニコリの安福編集長の著書です!2008年に出た本ですが、今更やっと読みました。

世界最大の虫食い算 (文春新書)世界最大の虫食い算 (文春新書)

文藝春秋 2008-11
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本書の前半では、「虫食い算」のルールと解き方、作り方、そして虫食い算の魅力について、丁寧に解説されています。
そして後半は、若かりし頃の安福編集長が、2万ケタもある巨大な「虫食い算」を作った過程の物語が綴られています。


感想:かなりおもしろかったです!さすが編集長!もっと早く読んどけばよかった。ニコリストならぜひ読もう。
ニコリに連載されてた「20000センチの冒険」を読んでたときは、巨大虫食い算の計算の理屈がさっぱり理解できなかったけど、この単行本でじっくり読んだら、かなり理解できました!たぶん85%ぐらいは理解できたと思います。
巻末に30ページに渡って、割り算の答えの数字が載っています!本文を読む前だと、一見無意味な数字の羅列に見えましたが、本文を読むと、実はこの数字の列の中にものすごいドラマが詰まっているんだなーということが感じられて、なんだか感動的でした。


それにしても、虫食い算って面白いですよね!たまに無性に解きたくなります。
本文中に出てくる、虫食い算を解いていると「数字の個性」が感じられるようになるという話は、すごく共感できました!!まさにそうなんですよね!数字に個性が感じられるんですよね!
私の印象では、奇数は個性が強くてヒントになりやすい、いい奴らです。特に“7”は、桁が繰り上がったり繰り上がらなかったりの差が出やすくて、特に個性が強い、いい奴です。“3”は7の弟分みたいな感じ。1と9は個性派の奇数の中では、わりと素直な性格。5は変な奴だけどいい奴。
1と6、2と7、3と8、4と9は、双子の兄弟がという感じがします。4×3の下一桁は2で、4×8の下一桁も2になるから、「下一桁が同じになる」という血縁で結ばれている感じで。
いかがでしょう。