<今年読んだ本 41>
『死想図書館のリヴル・ブランシェ』折口良乃/電撃文庫
現実世界には存在しないとされる本(ネクロノミコンとか)を収蔵する『死想図書館』というのが出てきます。主人公は普通の男子高校生だったけど、文字をものすごいスピードで筆記できるという特殊能力があって、その能力を買われて、『死想図書館』から逃げ出した禁書を捕まえる役目を仰せつかる、みたいな話でした。
死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)
折口良乃/KeG
アスキーメディアワークス 2010-04-10
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感想:なかなか面白かったです!
リヴル・ブランシェの無表情で無感情な美女ぶりが、なかなかいい感じです!
クトゥルフ神話関係の邪神がいろいろ出てきました。ナイアルラトホテップとか。ニャル子さんとはえらい違いでしたけど。クトゥルーは最近の流行なのでしょうか。
あと「本をテーマにしたライトノベル」というのも流行なのでしょうか。文学少女とか。
それと、本書に出てくる幼女姿の女神エレシュキガルは、口調といい容姿といい神様っぷりといい、『かしこみっ!』に出てくる「ミヤ」に似ていると思いました。『かしこみっ!』はけっこう好きだったのに、企画失敗なのか2巻で完結してしまって残念だー。