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『天地明察』を読みました!

<今年読んだ本 73>
天地明察冲方丁角川書店
本屋大賞を受賞した、大ベストセラーの時代小説です!いまさらながら読みました!
作者の名前は「うぶかた とう」と読みます。ドラゴンマガジンで連載されてた『スプライトシュピーゲル』で、めちゃめちゃ実験的な文章を書かれていた方ですね。歴史小説をかかれるとは存じませんでした。

天地明察天地明察
冲方

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01
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主人公の渋川春海(しぶかわはるみ)は、幕府に碁打ちとして仕えているけど、算術と天文学が大好きで、この人が色々な人に出会って成長しつつ、幕府のビッグプロジェクトに関わることになり、さてどうなるか、という話でした。
感想:めちゃめちゃ面白かったです!理数系ざむらい萌え!!さすが本屋大賞!!
主人公の春海がまじめなやつで、なんだか可愛く思えます!マンガ『サムライうさぎ』の宇田川伍助のような姿形を思い浮かべながら読んでしまいました。春海の上司の伊藤と建部も、いい歳なのにはっちゃけたキャラで、このキャラの立ち具合はさすがライトノベルを書いてた人だなーと思いました。


あとこの本、フィクションかと思ったら、史実に基づいた話だったんですね。驚きました。主人公の「渋川春海」の名前を広辞苑で引いてみたら、ちゃんと載っていました。

しぶかわはるみ【渋川春海】(名はシュンカイとも)
江戸前期の天文暦学者。幕府天文方。碁所(ごどころ)家元安井算哲の子。助左衛門と称。二世安井(保井)算哲。のち渋川と改姓。京都の人。一六八四年(貞享一)宣明暦を改めて貞享暦を作る。著「天文瓊覧」など。

こんな方がいたとはまったく知らなかったです。勉強になりました。ドラマ化されたりしたら、坂の上の雲的な感じで記念館とか作られないかな。