西加奈子、せきしろの短歌集『ダイオウイカは知らないでしょう』を読みました!

<今年読んだ本 42>
『ダイオウイカは知らないでしょう』西加奈子、せきしろ/マガジンハウス
小説家の西加奈子先生とライターのせきしろ先生による短歌集です。雑誌のananに連載されてたものだそうです。ゲストが出すお題に即してお二人が短歌をよみ、出来た歌について話し合うという形式です。

感想:ものすごく面白かったです!かなり笑えました!短歌がよみたくなりました。
短歌って57577で、めちゃくちゃ短いと思っていました。でもこの本でよまれている作品を読むと、短歌はどんなことでも自由に表現できる文学の形態なんですね。驚きました。ていうか、短歌は575の俳句より14文字も長いし、季語を入れなくてもいいしで、自由度が高すぎて逆に何を書いていいか分からないくらい自由度の高い形式でしょう。歌人すげえ。


前半の作品は完全に定形を無視した自由律短歌になってて、ゲストの歌人の方に駄目出しをされつつも内容を絶賛されていて、なんだか「きちんとした形になっていなくても、とにかく作品を完成させて、世に出す」ことの重要性を、お二人が実演してくださっているように感じました。破調の短歌でも名作なのは、発想力が常人離れしているお二人だからこそできることでしょう。

  • <引用>感動した作品
    • 片想いしている時間はムダなのか 考えている間にも テレビの落語家はとしをとる せきしろ
    • お元気でもう会いません 私は世界の臍に向かっています 西加奈子