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体罰の思い出

体罰を苦にして自殺した男子高校生の問題が、物議をかもしています。
体罰はだめです!いじめと体罰は、申告があったら即座に警察が動いて調査して、加害者を書類送検か逮捕して、加害者に対して法的に正当で合理的な制裁を与えられるような社会になって!!(ネットでバッシングしたりとかの私的制裁は良くないですが)


わたくしも、小学校と中学校と高校のとき、先生から軽い体罰を受けたことがあります。しかし幸いなことに、その体罰は怪我したりトラウマになるようなものではなく、「朝の会に遅刻したら廊下に正座で反省」「宿題を忘れたらゲンコツをゴチン」「体育の時間に着替えが遅くなって集合時間に遅れたら、竹刀でお尻をバシン」「英語の授業で当てられて答えられなかったら、椅子の上で10分間正座」など、ペナルティとしてイヤだけど納得できるものでした。
これらの体罰を課してきた先生は、大人になった今、思い返してみると、「厳しいときは厳しいけど、ふだんは優しくていい先生だったなあ〜」懐かしく思えるお方が多いです。もちろん、当時は蛇蝎のように嫌われていた先生もいましたけど。
そんな、「体罰してくる先生は厳しいけどいい先生だった」みたいな記憶があるせいで、今回の体罰自殺事件のような度を越したヒドイ体罰を無慈悲に執行する先生がいるのかもしれないですね。時代は変わったので、今は体罰はだめです!絶対!!


私が好きだった体罰先生は、小学校高学年のときに担任だったI先生です!
この先生は、20種類ぐらいの豊富な「刑メニュー」を用意していました。宿題を忘れたりイタズラが発覚したりという悪事が発覚したときは、当該生徒が自ら「刑メニュー」の中から自分の罪にふさわしいと思う刑ひとつを選び、執行を受けます。
当時あった刑のメニューで覚えているのは、

  • もみじの刑:背中をバチーンと平手打ちされる。手の跡が赤くなり、もみじのようになる。
  • ハンマーパンチ1号〜5号:ロケットパンチのような効果音つきで放たれるゲンコツ。数字が大きいほど威力が強い。
  • 5分間じっとがまんの刑:空気椅子の姿勢で5分ガマン。
  • ドラえもんの刑:「ドラえもんのポケットには何が入っているのかな〜」と言いながらパンツの中に手を入れられてまさぐられる。(今考えると相当やばいけど、さすがにこれは冗談で、この刑を実行した人はいなかったと思います)

などなど、遊び心あふれる刑のオンパレードでした。遊び心はあるけど今はやっちゃだめでしょうねー。このI先生は、色黒で長身でがっしりした体格だったので、当時は「スパルタンXの3面のボス」とあだ名されていました。


あと体罰とは関係ないけど、私が今までの人生最大に恐かった先生は、中学校の音楽のT先生です!この先生は体罰は一切なかったけど、音楽の授業の合唱の指導が厳しくて、ちょっとでも手を抜くと猛烈に叱られます。その叱り方がド迫力で恐かったんです!音楽の先生らしい声量のある怒声、おそろしい目力、生徒の心にグサリと刺さる的確な叱責の言葉選び。どれをとっても最恐の先生でした。遅刻したら竹刀でケツバットの先生よりも、何倍も恐れられていました。
でもこの先生、ふだんはとてもいい先生で、毎週「学級通信」みたいなわら半紙のプリントを作って配布してたし、何より私が感謝しているのは、学級文庫に先生の私物の『パズル通信ニコリ』を置いててくださったことです!この先生のおかげでニコリに出会えました。T先生ありがとうございます!


それにつけても暴力はだめだ!