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『さいごの色街 飛田』を読みました! 面白い!

<今年読んだ本>
『さいごの色街 飛田』井上理津子/筑摩書房
大阪市西成区にある「飛田新地」を取材したルポルタージュです。橋下市長が記者会見で「料理組合は違法ではない」という発言をして話題になったところです。

感想:むちゃくちゃ面白かったです!
建前上は男女の自由恋愛による行為が行われている料亭があって、料亭の経営者、飛田新地料理組合の人々、お客を呼び込むおばちゃん、飛田周辺で暮らす人々、飛田に少しだけかかわったヤクザの人々、飛田で働くお姉さんなどに綿密に取材なさってて、取材中にこわい目にあったりしててハラハラドキドキしました。ヤクザの事務所に入るところや、おねえさんの採用面接に潜入するところなど非常にスリリングでした。くーっ!
お姉さんへの取材が少な目だったのがやや残念ですが、取材しにくいのは仕方ないか。
料理組合に橋下市長(取材当時は知事)の写真が飾ってあることもちゃんと書いてありましたよ。
飛田は、文化的にも性欲的にも興味はありますが、オレには飛田に入る勇気は無いっす!