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R-1ぐらんぷりクラシックに挑戦!!唯一のアマチュアとして出場した参戦記(3)大会当日

芸歴11年以上でR-1グランプリへの出場資格がない人たちが参加する大会「R-1ぐらんぷりクラシック」に出場しました!! 私は本名の「山本俊治」名義で、 唯一のアマチュア出場者として、そうそうたるメンバーの中で戦ってきました。
せっかくなので、参戦記みたいなのものを書きます。このページでは大会当日について書きます。


2021年3月6日 午前5:00頃 家を出る

R-1ぐらんぷりクラシック当日です!!朝5時に起きて、重いスーツケースをひきずって家を出て、始発電車に乗りました。

午前6:10頃 新幹線と在来線で会場に向かう

名古屋駅着 売店で鳥めしおにぎりと味噌どて煮おにぎりを買って朝食としました。味噌どて煮おにぎりがおいしかったです。
新幹線の中で小声でぶつぶつ練習をしながら新大阪へ向かい、在来線に乗り換えて、会場もよりの森ノ宮駅に向かいました。

午前8:10頃 会場着

会場のTTホール着!会場入り口前の出場者受け付けで非接触体温計で検温をしてもらい、洋服に貼るバックステージパスを受け取りました。なんらかのイベントに参加してバックステージパスをもらえた時って、めちゃくちゃテンション上がりますよねーー!!
出場者控室は別の建物にあるWWホールの楽屋を使うとのことで、スタッフの方に案内していただき楽屋に移動しました。
うわー楽屋らしい楽屋だー!壁面に鏡があって、壁に向かって机といすがならんでるー!!
すぐにリハーサルがあるとのことで、いそいで小道具の準備をしました。イーゼルに段ボールをガムテープで固定したりとかいろいろ準備しました。

午前9:10頃 リハーサル

TTホールに移動してリハーサルです。WWホールの楽屋からTTホールまでは、屋外を歩いて移動します。小道具が大きいし大量なので、もしも雨だったら大変でした。曇り空でよかった。
で、R-1ぐらんぷりクラシック本番のステージ上で、リハーサルです!「R-1グランプリ2021」の決勝と同じステージで、舞台セットも大部分が共通なので、ものすごく豪華できらびやかです!!ある意味で、R-1の決勝と同じ舞台に立ったということですよ!!すげーー!!!
配信用のカメラ撮影があるため、小道具を置く位置や、動く範囲、小道具の発光ダイオードの光がカメラに映るかなどの確認をしました。
センターマイクの横の、イーゼルを置く位置に、目印の「バミリ」のテープを貼っていただきました。おおおー!これがあの有名なバミリかーー!!と思いました。




午前9:15頃 待ち時間 出場者の方々にサインをもらったよ!

リハーサル終了。スタッフの方に小道具の運搬を手伝っていただいて、WWホールの楽屋に戻りました。
そろそろ東京からの出場者の方が到着しはじめて、周りが有名芸能人だらけの夢の空間になってきました。
R-1とかM-1とかの賞レースで1回戦を突破して2回戦に進むと、この夢の空間に入る権利が得られるんですよ!!お笑い好きの皆さん!!ぜひ賞レースに挑戦して、この空間を味わいましょう!!

自分のリハーサルが終わったので、本番直前までは待機の時間になります。
バックステージパスを頂いており、いちおう舞台裏のある程度の範囲には移動可能な状態だったので、ちょっとうろうろしてみました。WWホールの入り口に、超リアルな等身大又吉直樹人形が置いてありました。
WWホールのロビーに設置されているモニターで、リハーサルの様子が映像で見られるようになっていたので、しばらく見学していました。

楽屋に戻ったら、同じブロックに出場されるサンシャイン池崎がいらっしゃったので、失礼ながら声をかけ、池崎さんの著書『空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編』にサインをしていただきました!

池崎さんが今大会に出場されると知って、あわよくばサインを頂きたいと思い、あわてて購入した本です!風神ちゃんと雷神ちゃんの可愛い写真が満載だし、猫の飼育の準備や保護猫の勉強にもなるので、おすすめです。

失礼とは承知しながらも、こんな機会は二度とないと思うので、別のブロックの出場者の楽屋に行って、ご挨拶を試みてみました。
Aブロックの出場者の楽屋に伺い、SAKURAIさんの著書『SAKURAIの"超難問"連想クイズ』にサインをしていただきました!

SAKURAIさんが今大会に出場されると知って、あわよくばサインを頂きたいと思い、あわてて購入した本です!SAKURAIさんのネタを活字で楽しむネタ本として面白いのは勿論のこと、ところどころで本当にクイズ用の知識として覚えたい問題もありますし、巻末のインタビューは読みごたえがあるので、おすすめです。
で、さらにずうずうしくも、同じ楽屋にいらっしゃった松本りんすさん、ウエストランド井口さん、チャド・マレーンさんと一緒に写真を撮らせていただきました!うひょー!!

さらに、Bブロックの出場者の楽屋に伺い、中山功太さんに『R-1ぐらんぷり2009』のDVDにサインを頂きました!

2009は功太さんが王者になった年であり、わたくしが奇跡的に準決勝まで進出した年です!そのDVDに王者のサインを頂きました。ありがたいことでございます。

自分のDブロックの楽屋に戻ったら、楽屋がさらに夢の空間になっていました。後ろでサンシャイン池崎さんがあのタンクトップの格好になってスプレーで髪を立ててるし、メルヘン須長さんがメイクしてだんだん科捜研の女の姿になっていくし、隣りでユリオカ超特Qさんとザ・ギース高佐さんが談笑してるしで、もはやこの場に自分がいることが信じられません!!廊下に出たら高佐さんのハープとかシオマリアッチさんのラジカセの絵のフリップとか置いてあるし、それを見てたら横をサイクロンzさんが通り過ぎたりするんですよ!!すごいでしょう。
廊下で小声で練習をしたりして過ごしました。
開園の12:00が近づくと、みなさん本番用の衣装に着替えて、雰囲気がだんだん緊張感を増してきました。

お昼12:00 開演

開演!出場者は出場するブロックごとに呼び出されて移動するため、Dブロックのわたくしは楽屋で待機です。
舞台の様子が楽屋のモニターに映るようになっており、舞台上や客席前列の様子が見られるようになっていました。音声は、出場者がつけているマイクの音声は聞こえますが、客席の笑い声はほとんど拾われていなかったため、どの程度受けているのかはわかりませんでした。緊張が高まりました。
会場のホールの側面に大型モニターがあり、出場者紹介の映像などが映し出されていたようですが、楽屋のモニターではその映像を見られなかったので、スマホでU-NEXTの有料生配信を音声オフで見ることにしました。(配信チケットを買っていたし、楽屋にはwifiがあったので)
で、周りにいた出場者の方々に「配信の画面はこんな感じですよ」とお見せしたら、「へーこんな感じなんですね」と私のスマホをのぞき込みに来てくださった方もいて、うれしかったです。

午後13:30頃 出番直前

Dブロックの出場者が呼び出され、スタッフの方の案内で会場横の待機スペースに移動しました。その待機スペースというのが、TTホールの横の「SSホール」で、ここは翌日に「R-1グランプリ復活ステージ」の会場なんですよ!!決勝と同じ舞台だけでなく、復活ステージと同じステージにも建てました!!すげー!!
ホールの客席の後ろのほうで、小声で最終練習をして過ごしました。CブロックとDブロックの間に、換気の10分休憩があり、けっこうしっかり練習できました。




午後14:00頃 ついに出番!!

換気休憩終了直前、スタッフの方の指示で、Dブロックの出場者がSSホールのステージ上にソーシャルディスタンスをとって整列しました。
休憩がおわってイベントが再開され、「Dブロックの出場者が別室で待機しています!」といって司会のゴエさんと中継でつないで話すやつがありました。緊張して、大したことは言えませんでした。

わたくしの出番はDブロックの最初だったので、スタッフの方に小道具を持っていただいて小走りで舞台袖まで移動して、暗転中にバミリの位置に小道具をセットして、いったん舞台袖にはけて、明転してから舞台に出ました。舞台に出る直前に、スタッフの方に「マスクを外してもいいですよ」と言われ、あわててマスクを外してから舞台上に出ていきました。スタッフの方の言葉が無かったら、あやうくマスクをしたまま舞台に上がるところでした。
ネタは、間違えずにセリフを言うのが精一杯で、”間”とかに気を遣う余裕はありませんでした!いやー緊張したーー!!
のちほどU-NEXTの動画配信で自分の舞台姿を見ましたが、顔の表情がぎこちなくて、見ていて恥ずかしいです!そしてそもそも、大して面白い内容ではないな!!恥ずかしい!!

出番が終わり、控室に戻って、並んだ椅子の間を通って後方に移動するとき、チャド・マレーンさんに「ナイスダイオード」と声をかけていただきました。うれしかったです!
緊張感が一気に解放されて気が抜けて、控え場所のSSホールの椅子にぐったりと座り、自分より後の出場者の方々のネタを普通に笑って見てました。

結果発表

全員のネタが終了後、お客様の投票タイムと中継タイムがありました。投票は、会場にいるお客様が、ひとり1票で投票し、最多得票者がMVPという方式です。
集計完了までの時間つなぎで、会場のと控室を中継でつないでゴエさんと少し話すという時間がありました。Aブロックから順番に出場者と話していたら、Cブロックの途中で集計が完了し、Dブロックまで回ってきませんでした。ちょっと残念でした。

結果発表は、まず上位5名に入ったが順不同で呼ばれてステージに上がり、その5人の中からMVP1名が発表されるという形式です。
控室で、上位5名の名前が発表されます。ヒューマン中村さん、大谷健太さん、チャド・マレーンさん、おぐさん、山本俊治の5名でした。なんと上位5名に入ることができました!!えーうそー信じられない!!

いそいで舞台袖に移動し、ステージに上がる前に、口の部分だけを覆う透明のマウスガードを受け取って着用しました。マウスガードを付けたのは人生初で、わーテレビに出てる人がつけてるやつだーとテンション上がりました。

改めて浅越ゴエさんから上位5名の名前が読み上げられ、ひとりずつ舞台に出ていきました。
5人に簡単なインタビューがあり「山本さん、心境はどうですか?」「ただの素人の私が残ってしまい申し訳ないです」のようなやりとりをしました。大したことを言えず、対話力のなさを感じました。

で、結果発表、優勝者はヒューマン中村さんでした!!ヒューマン中村さんおめでとうございます!!
これはもう、お客様、全出場者、全スタッフの方々が全員嬉しくなる、最高の結果だったと思います!!

終演後、スタッフの方に手伝ってもらいって小道具を運びながら、建物の外の歩道を歩いて移動していたら、会場で観覧していたお客様とすれ違い、何人かの方から「一緒に写真撮ってください!」と言われました。当たり前ですが写真をお願いされる経験なんて皆無なので、つかのまの人気者気分を味わうことができました。

帰宅

控室に戻って、小道具を畳んでスーツケースに詰め込み、重たいスーツケースをひきずって会場に戻りました。

これでR-1ぐらんぷりクラシックに挑戦した非日常の日々はこれで終わりで、明日からは普通の毎日に戻るんだなあ・・・と寂しさを感じながら、大阪城公園周辺でスマホの位置情報ゲームの『Ingress』をやるために少し歩き回り、新大阪駅の新幹線改札内の串カツ屋さんで串カツセットを食べて、帰りました。

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