『薬を食う女たち』を読みました! 違法薬物が身近にある人生、同じ日本の出来事とは思えないけど現実なんでしょか

<読んだ本>
『薬を食う女たち』五所純子/河出書房新社

2022年4月、吉野家の常務だった人が「生娘シャブ漬け戦略」発言で大バッシング、解任されるという騒動がありました。

で、この「生娘をシャブ漬けにする」というのは、裏社会を描いたマンガに出てきそうな状況だけど、現実にそんなことあるんでしょうか?

そんなことがあるのか知りたくて、ドラッグを常用する女性を描いた本『薬を食う女たち』を読みました。

感想:めちゃくちゃ面白かったです!薬物の世界こわい!

普通の若い女性が、周りに不良少年少女が多い環境だったり、派手な遊びを覚えたりして、そのうちに割とあっさり違法薬物を手に入れて、常用して、いとも簡単に違法な世界に行ってしまう。
そんな姿が何例も描かれています。
違法薬物って、そんなにそこら辺にあるものなんでしょうか。こわい。、

その後どうなったとか、薬物依存と戦うみたいな描写はあまり無いです。「ああ、この人も違法の世界に行ってしまうのね」という、突き放した感じで各章が終わります。それもこわい。


出版社による作品紹介で

フィクション/ノンフィクションとは何かを問う《ルポ+文学》の新たな金字塔、ここに誕生。

とある通り、内容が生々しいので取材を元に書いていると思われますが、本文は短編小説の連作の形式で記述されています。なので、どこまでが事実でどこからが創作なのか分かりません。
全部創作だったらイヤだけど、その方が平和だから、全部創作でもいいんじゃないかという気もする。


ところで、吉野家の元常務の人の生娘シャブ漬け戦略発言は、駄目だけど、叩かれすぎな気がしました。

ひっどい発言だけど、ビジネスの世界ではそれぐらいえげつなく金儲けせよという比喩として捉えれば発言の意図はまあ分かるし、大学での講義というクローズドな場でのことなので、発言者は大反省が必要だし、職制上のペナルティが科されるのは当然としても、ワイドショーとかでそんなに何度もバッシングしなくても・・・と、少しだけ同情してしまいました。

で、なんで少しだけ同情したかというと、仲間内の趣味の大喜利会とかで、下品や不謹慎な大喜利回答を出したことが、過去にだいぶあるからです。大喜利の不謹慎回答、正直、わりと好きです・・・
参加者以外に観覧のお客さんもいるような大喜利イベントでは、下品や不謹慎な解答は遠慮してました。ほんとに仲間内だけのクローズドな場だったりお題自体がブラックだったりする場合に、不謹慎をバンバン出してたんですが・・・これからはそれも許されなくなるかも。気をつけねば。
そもそも面白い解答が思いつかないから不謹慎回答に逃げてたんですが・・・がんばんなきゃ・・・