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『私は貝になりたい』を見てきました!

<今年見た映画 3>
母と一緒に、ユナイテッドシネマ阿久比にて映画私は貝になりたいを見てきました!18:15からの上映で、晩ご飯を早めに食べて行ってきました。鑑賞料金は母はシニアで1000円、私は貯まったポイントを使って0円でした。
あらすじ:戦時中、本土防衛のため従軍していた清水豊松(中居くん)が、戦後に戦犯容疑で逮捕され、絞首刑を宣告されます。


感想:かなり面白かったです。非常に重たい、見ごたえのある作品でした。見てよかったです。戦争の悲惨さ、理不尽さが、ずっしりと心にのしかかってくる感じで、見た後しばらく重たい気分になりました。とにかく悲惨でやるせない物語ですね。M−1でナイツが『私は具になりたい』というボケを言っていましたが、「不謹慎だ!ナイツけしからん!!」と一瞬怒りたくなったぐらい、シリアスな映画でした。「生まれ変わったら貝になりたい」って、どんだけ追い詰められたらそんな心境になるのでしょうか。想像できません。明日から、一日一日を大切に生きようと思いました。
終盤の、清水豊松が極限の心理状態になったときの、中居くんの演技が物凄いです。くさなぎ君とか鶴瓶師匠もいい味出してたし。おすすめです。上映終了間近と思いますが皆も見れたら見よう。


で、石坂浩二が演じた矢野中将が格好よすぎます!最期まで毅然とした態度で「全責任は私にある!」と言い残して、処刑台に登っていきますからね。あんな責任感のしっかりした人間になりたいものです。
しかし疑問に思うのが、なぜ突然、清水豊松の絞首刑執行が決定されたのか?ということです。刑の執行がしばらく行われなくなって、B・C級戦犯で減刑された者もいて、いい雰囲気が出てきたころに、とつぜん執行ですからね。どんな裏側があったのでしょうか。そこが知りたかったです。
それにしても、超やるせないラストシーンです。仲間由紀恵の笑顔と、土佐の爽やかな青空が切ないです。戦争はどんだけ悲劇を生むのでしょうか。うわーやるせない。


母の感想:「戦争なんて、昔は馬鹿なことをしたもんだね。鹿児島の知覧に言ったことがあるけど、あそこはすごいよ。16歳とか17歳の子が遺書を書いてるからね。特攻隊で。今の若者とは全然違うね。戦争って本当に馬鹿なことだね。フランキー堺とはずいぶん印象が違うね。中居くんはずいぶん痩せたんだね。」