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39・『ラブレーの子供たち』を読みました!

<今年読んだ本 39>
ラブレーの子供たち』四方田犬彦/新潮社


世界中の芸術家や作家が遺したレシピを元に、その料理を再現して試食し、その人物の人となりとか食文化等について書かれているという本でした。
感想:いやー予想以上に高尚な内容でした!採り上げられている人物が、ギュンター・グラス、チャールズ・ディケンズマルグリット・デュラスなど、聞いたことがるような無いような、クイズ的には覚えておいたほうがいいんでしょうけど一般的には別に知らなくてもいいと思われる作家や芸術家の方々でした。
出てくる料理は、うまそうな物からグロテスクな物まで色々でした。仔豚の丸焼きとか、カエルのスープとか、カレーすき焼きとか。斎藤茂吉が食べたという、ご飯の上に缶詰の鰻の蒲焼を乗せて温かい牛乳をかけた『ミルク鰻丼』は私にも作れそうだけど食べたくねーなーと思いました。