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『舟を編む』を読みました!

<今年読んだ本 4>
『舟を編む』三浦しをん/光文社
出版社の辞書編集部が舞台で、辞書編集部に移動してきた馬締(まじめ)さんを中心とした、大型辞書をつくる人々の話です。

感想:ものすごく面白かったです!
辞書の編集作業に関する豆知識が得られます。ラブコメ要素もあって、ニヤニヤしながら読み進められます。「ヌッポロ一番」とか、ギャグが全部笑えます。最後は感動します。いやーこれはいい作品でした。さすが直木賞作家だ。


前半はまじめさんが若手の頃の話で、後半は15年経って、大型辞書『大渡海』の編纂作業が大詰めになった頃の話です。この15年間の時間経過をえがいた描写がまた泣けます。西岡さん幸せ者!松本先生ー!!


少年漫画や少女漫画によくありそうな、「ぶさいくでも性格が良ければ、美男美女と付き合える可能性もあるよ」的な、ぶさいくな少年少女に夢を与える展開があって、いいですね!まじめさんは不器用だけど美人板前のかぐやさんと付き合うし、編集部のイケてる社員の西岡さんの彼女はぶさいくだというし。夢があります。私もまじめに仕事をがんばろうと思いました。