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パズル通信ニコリ177号に投稿した問題が載りました!(自作についてコメント)

2021年12月10日発売のパズル雑誌『パズル通信ニコリ』177号に、わたくしが投稿した問題が2問採用されました!!やったー!!
パズル通信ニコリの公式サイトはこちら!177号の特集のテーマは「カニ」です。
www.nikoli.co.jp

わたくしが投稿して採用された問題は、言葉のパズルの「セレクトワーズ」の簡単な問題と、新規パズルを作るコーナー「オモロパズルのできるまで」に前号から登場した「カテナリーループ・D」の簡単で小さい問題です!載って超ラッキ~超うれしい~と思いました。

自作についてコメント

セレクトワーズ1番

セレクトワーズの遊び方、ルール、解き方 | WEBニコリ
5文字の言葉を3種類作る、わりと簡単な問題です。
あまりひねりはないですが、作問の意図としましては、上段の真ん中に3個並んでいる文字がポイントです。あの文字を格助詞として使う言葉が多めに入る問題にしたかったんですよ!クロスワードに入る長めの言葉に格助詞が含まれることは時々ありますが、短い単語が主であるセレクトワーズではちょっと目新しいかな~と思って、作った問題です。
当初の構想では、5文字の言葉を5個作る問題にして、同じ文字を5個入れて灰色のマスにして「灰色のマスには同じ文字が入ります」形式にしようとしていました。でも最初の文字と最後の文字があの文字になる言葉はどうしても普通の名詞になってしまい、面白みが薄れそうだったので、言葉3個だけの問題として投稿しました。3個だけにしておいてよかった。
セレクトワーズの問題の仕掛けとしては、

  • できる言葉にテーマや共通点がある問題(全部、発売時期の季節に関係ある言葉になっているとか)
  • 使われている文字の並びに特徴がある問題(半濁音が多いとか、縦読みで単語になってるとか)

の2パターンをよく見ます。今回のわたくしの問題は、これらの要素が両方ともうっすら入ってる感じでしょうか。
解き手を悩ませるには、いかにも共通テーマのある言葉ができそうな文字の並びだけど、それは引っ掛けで、実は全然関係ない言葉ができる、みたいな問題が作りたいのですが、できません。どうやったら作れるんでしょうか。

カテナリール―プ・D 1番

6×6サイズの小さくて簡単な問題です。
ニコリのだいぶ昔の号で、オモパの易しめの問題を募集していたときの編集部コメントに「手の運動レベルでいいので、よろしく」と書いてあったのが強く心に残っています。
というわけで、この問題は、手の運動レベルの易しさを目指し、最初からつながっている弓型が多め、ドミノの区切り方がすぐに決まる配置が多め、を意識して作ってみました。そして結果、簡単ではあるけど、何も考えずにスルスル解けるという程ではない、やや中途半端な易しさになってしまった感じで、無念です。
あと、ループの幅が狭くなる部分を作って、小ループ禁みたいな展開が作りたいな~と思ったのですが、問題を成立させるだけで精いっぱいで、できませんでした。無念です。
編集部(も)さんのコメントにもありますが、「カテナリール―プ・D」のルール自体がやや複雑だから、スルスル解けない仕方ないことなのかもしれません。盤面をドミノ型に区切る場面と、弓型の線を引く場面の、2種類の場面があって、ドミノに区切る場面は割とサクサク進めるけど、弓型の線を引く部分は一気にスピードダウンしてじっくり検討する必要があり、そのスピード差がサクサク感を減らしてしまう原因かもしれません。
弓型の線は楽しいので、なんかサクサク弓型の線が引けるオモパ作れないかな~~~

自作についてのコメントは以上です。


↓わたくしが投稿した問題はどうでもいいとして、雑誌全体おもしろいので、みんな買おう!!

ニコリ177号を入手しまして、なんとなく、40ページに掲載されている「カニのふくめん算」から解き始めてみたら、ものすごく面白かったです! 推理でスイスイと数字の候補が絞られていき、試行錯誤する場面は最小限しか出てこなくて、するするっと気持ちよく解けました。覆面算って無限の可能性があるんですね。