いやー今年も高校生クイズはおもしろかったですね!!えらい問題難しかったけど。
優勝した東海高校のみなさん、おめでとうございます!!リーダーの隅田くんだけでなく、ちゃんと武藤くんと鈴木くんと、3人が力を合わせて勝利をつかんだのが素晴らしいと思いました。隅田くんは「知識サイボーグ」だったんですね。
まず、高校生クイズが夜7時からの放送だったというのが画期的ですよね!昨今の「インテリ芸能人が、難しい雑学クイズをバシバシ答える番組」ブームのおかげでしょうか。
問題も全体的にガチガチの超ウルトラ難問でしたよねえ。クイズ的な雑学知識だけでなく、偏差値もばっちり高くないと勝ち残れない形式で、厳しい〜!!
クイズファンとしては大満足でしたし、知力に青春を賭けた若者達の姿はさわやかでしたが、もうちょっと高校生クイズならではの「フランス料理のフルコースを食べて、フィンガーボウルの水を飲んじゃったら即退場」とか、「山村の人々と触れ合いながら俳句を詠み、句の出来が良かった高校が勝ち抜け」みたいな、ちゃらんぽらんな要素があと5%ぐらい入っててほしかったと思いました。
今回の高校生クイズが「知力」に偏重しすぎなのは賛否両論あるでしょうし、私もやりすぎじゃないかなーと思いましたが、東海高校を応援していた者としては、正直に言って「知力中心の大会でよかったー!!」と思った部分もあります。東海高校は昨年、地方予選の決勝まで残ったけど、体力系クイズ(エビフライの格好をして匍匐前進で早押し機のところまで行くクイズ)で敗れて全国大会進出を逃していますからねえ。クイズ界ではすっかり有名人の東海高校の隅田君が、また体力系で負けちゃったら残念ですから。でもでもやっぱり体力系とか発想系の企画も少しはやってほしかったかな〜〜。
以下、感想箇条書き
- 1回戦
- 勝ち残るのが8校って、めちゃくちゃ厳しいねー!
- 国旗、パラオとバングラデシュは分かりましたが、星条旗っぽい2個の国旗はまったく分かんねー!見たことねー!それを12チームも正解するなんて凄すぎるよー。
- ゲスト席に座っておられたクイズ王の永田さんが、一瞬、読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんに見えました。
- 「ポロロッカ」と「アリストテレスの提灯」は、ギミアぶれいくの史上最強のクイズ王決定戦で出題されてた超難問ですね!あれは確かに「クイズの勉強」をやったことがある人には、基本中の基本問題でしょうが、普通は知らないよねえ。
- 漢字問題で見事に正解していた多治見西高校、「うながっぱ」の帽子だー!やなせたかし先生デザインのうながっぱ!わー!うながっぱ!!
- 水泳選手、「マルタ・ゲネンゲル」という人の名前を初めて聞きました!この問題で、明らかに「クイズの勉強」をがっちりやっている東海、東大寺、浦和の3校がしっかり正解したのは見事ですねー!あと、ゲネンゲル選手の写真は、有田哲平にちょっと似ていると思いました。
- 映画「つばさ」、映像をはじめて見ました。クイズ的にはわりと基本だと思いますが、高校生があんなに正解するなんてすごいねー!
- 厚さ1mmの紙を30回折る問題、「1024×1024×1024」という考え方はわかりますが、こんな面倒くさそうな計算をよく正確にできるなあ。すげえ。
- ラシュモア山の問題、私は「ルーズベルト」がどっちのルーズベルトか知りませんでした。セオドアだったんですね。
- 1回戦総合結果、うながっぱの多治見西高校は9位で惜しかったですね!!ラサールよりも、9位だった多治見西高校と岡山高校をもっとフィーチャーしてあげればいいのにと思いました。
- 敗者復活は無いのかー!!
- 準々決勝
- リレークイズ、『返し技』の応酬が面白かったですね!アメリカの州名対決での「ニューの付く州返し」「ダコタ返し」や、星座対決での「1文字星座返し」「ちょうこく返し」「○○ぶんぎ返し」とか、なんか笑えました。
- 元素名対決、あの人たちなら、原子番号1から順番に言っていけば全部言えちゃうんじゃないかと思いましたが、意外と数が伸びませんでしたね。
- ひまだったからフランス語を勉強したってあなた、どんなひまつぶしですか!
- 円周率対決で、円周率を80桁まで暗記している高校同士が当たったというのが凄いですね!どっちかが10桁ぐらいでつまづいても不思議ではないですもんねえ。
- 早押しクイズ、あたりまえだけどみんな押すの速いですねー!
- 東大寺学園のメンバーの胸に、うながっぱシールが!!!
- 私は、ヤン・イーさんの芥川賞受賞作のタイトルは覚えていませんでした。国境なき医師団が「MSF」と略されることを知りませんでした。「キングストンに首都を置くのは…」は、「これは前振りのある問題だな。キングストンに首都を置くのはジャマイカですが、では…と続くと思うな。だとしたら、問題になるのはキングスタウンかな。で、キングスタウンって、どこの首都だっけ??」というところまで考えましたが、けっきょく答えは分かりませんでした。いやー修行が足りません。山口君すごい。
- トービン税って何ですか?
- 「三三九度」「三三五五」数字を全部掛けるっていうのは、きびしいー!
- 「体を半分に裂かれても…」と聞いて、私は「プラナリアか?」と思ってしまいましたが、しっかり「オオサンショウウオ」って答えた浦和高校の彼はすごいですねー!言われて見れば「ハンザキ」ですね。
- 早押しの最後の問題、水戸第一が「日本の川の別名で、坂東…」で押して、回答権を取った時点でもう目がウルウルしていて、半分泣きそうになりながら「吉野川!!」って答えていた姿に、なんだか感動しました。いやー熱いね。
- 敗れた東大寺学園の山口君の言葉も、また熱くて青春らしくてよかったですね。いやーでも山口君擁する東大寺が早押しで敗れるとは思いませんでした。レベルが高いにもほどがありますね。
- 準決勝
- ピーター・フランクルさんの数学オリンピック問題、考え方の糸口もさっぱりわかんねえ!!2チームも正解するなんて、みんな頭良すぎですね。開成と水戸第一の答えで、8桁の数字がぴったり合ってたもんねえ。東海高校も微妙に惜しい値でしたね。数学の問題に「惜しい」はないか。
- で、答えは『86C5』らしいですが、答えの解説は無いのかよ!!でも検索してみたら、答えの解説をしてくださっているサイトが見つかって、スッキリしました。
- 第2問のFBI問題、出題の内容すら放送されないのかー!でも通訳なしの英語なんて、私が聞いても「何を問われているのか?」すら分かんないだろうし仕方ないか。今のセンター試験の英語にはヒアリングがありますからねー。現役の高校生はすごいですね。
- 同点決勝の計算問題、「早く正解したほうが優勝、誤答は失格」って厳しすぎるルールですね!そしてドラマチックすぎる展開。すごい戦いでした。水戸第一高校は悔しすぎるでしょうねー。
- 放送後に電卓使ってゆっくり計算して、なんとか「14m」という答えを出すことができました。でも早く計算しろって言われたら、多分あせって一桁間違えちゃうと思います。水戸第一もそれで「ちょっと待って」と言ったのかな。
- 決勝
- 漢字1文字を掲げているのが格好いいですね!
- 決勝のステージの床に、敗退した高校名がずらっと書いてあるのもかっこいいですね!
- 「粒の大きさにより…」という所で「キャビア」を答えたのは見事でしたね。すごい先読みですね。粒の大きさで種類が分けられている物は世の中にいっぱいあると思いますが、今回の高校生クイズの出題傾向として「クイズによく出題される、やや難しめの問題」が多い気がするので、クイズによく出る粒の大きさで区分されるものといえば、ベルーガとかセブルーガとかのキャビアかな、と読んだのでしょうか?いやーすごい。
- 東海高校のメンバーの胸に、うながっぱシールが!!!!
- 最後の問題で、東海高校が声をそろえて答えを言ったのはすばらしかったですね。まさに『共』ですね。
- オリラジの藤森さんが開成高校に贈った「思いっきり、悔しがってください」という言葉は、いいですね。青春ですね。
以上、中途半端なクイズファンが見た今年の高校生クイズの感想でした。面白かったけど緊迫感ありすぎだったので、来年はもうちょっと釘をゆるめてもいいんじゃないかと思いました。
そして、私ももっといろいろ勉強しなければいけないな、と思いましたよ。最近さっぱり「クイズの勉強」をしてないからなー。反省。わー。<写真>阿久比町紹介シリーズ! 名鉄阿久比駅のホームから北方向を見たところ