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浅草キッドの『キッドのもと』を読みました!

<今年読んだ本>
『キッドのもと』浅草キッド/学研
浅草キッドのお二人の著書です!水道橋博士さんと玉袋筋太郎さんが交互に書かれています。「少年時代」「浅草キッド」「芸」「家族」の四章構成です。

感想:めちゃくちゃ面白かったです!これは熱い!!
お二方の文書の対比がいいですねー!博士さんは、文章中に上手い比喩や掛け言葉が多く出てきて、隙がなくきっちり構築された感じの文章です。対して玉袋さんは口語体で、こちらの懐に入り込んでくるような、温かみのある文章でした。お二方ともすごいです。


ビートたけしの追っかけの弟子志願だったころの話と、フランス座の修業時代の話が面白いです!博士さんと玉袋さんの2つの視点から、同じ時代の出来事が書かれています。「話が立体的になる」っていうのはこういうことなんだと実感できました。
辛かった修業時代の話を、お二人が口をそろえて「楽しかった」と書かれているのが印象的でした。つらくても頑張らなければいけません。


玉袋さんの友達の鳶の頭の話が好きでした。つけそば食べたい。こんな濃密な人間関係を結びたいです。
博士さんの親の介護の話は他人事ではありません。
ダンカンさんと博士さんが構成作家として激務をこなしていたときの話と、ダンカンさんに直談判したときの話がすごいです。常に走り続けてないといけないんですね。ダンカン馬鹿野郎なんて言っちゃだめですね。