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立川志らく師匠の『落語進化論』を読みました!

<今年読んだ本>
『落語進化論』立川志らく/新潮選書
『全身落語家読本』に続く、立川志らく師匠の新潮選書第二弾です。

感想:すごい面白かったです!
志らく師匠の「面白いとはどういうことか」という考え方が、一冊を通して、あらゆる角度から語られていました。
読み終わって、生の落語が聴きたくなりました!で、勢いで、立川志らく師匠と立川笑志師匠と柳亭市馬師匠の名古屋での落語会のチケットを予約しました!行けるかは不明!!


たくさんの落語や映画の紹介されています。志らく師匠が選んだ落語や映画のあらすじと、そのどこが面白いかがわかりやすく書かれています。ほんとに分かりやすい!落語のCDを聴くよりも、この文章を読んだほうが、その落語がどんな話なのか頭に入りやすいぐらいです。こりゃすごい


特別付録として、志らく師匠版の落語「鉄拐」が収録されています!全文書き起こしではなく、地の語りの部分は読んでわかりやすい文章になっています。これはおもしろいです!「落語にオリジナルのギャグを入れる」ということの実例が読めます!これはぜひ読もう。


あと印象に残ったこと(一部)

  • 芸は盗めない!!
  • 江戸の風、江戸の匂いを感じさせろ!!
  • 師匠のセンスを吸収しろ!!志らく師匠は、立川談志の好きな映画を観まくって、音楽を聴きまくった!!
  • 落語は、すべてのセリフに力を入れて演じるな!!普通のセリフはトントントンと気持ちよく演じて、ここぞというときに力を入れろ!!