<今年見た映画 11>
午前中に、伏見ミリオン座で、映画『板尾創路の脱獄王』を見てきました!板尾創路監督・主演作品です!
板尾さん演じる、胸に逆さ富士の刺青のある囚人が、脱獄を繰り返します。なぜ脱獄を繰り返すのか?國村隼さん演じる看守が、その行く末を見届けるというお話でした。
感想:オチがおもしろかったけどシュールだった!
オチまでは、ほとんど笑うところがないんですね!ニヤリとする面白い場面はいろいろあるけど、ギャグらしいギャグは最後まで出てこない感じです!板尾監督も思い切ったことをしますねー!
看守による暴力とか、グロテスクで笑えない場面が多くて、前半から終盤までずっと重い空気のまま進んでいきます。中盤まで笑いどころが少ないからこそ、あのすっぽぬけたオチが活きるのだろうと思います。でもさすがに前半重すぎて、前半にもちょっと軽い笑いが欲しいなーっと思ってしまいました。
登場人物では、ジジ・ぶぅさんの悲哀に満ちた演技と、ぼんちおさむ師匠演じる看守の笑顔の不気味さと、笑福亭松之助師匠の笑顔が好きでした。
終盤の展開は『カイジ』っぽいと思ったら、いきなり『たけしの挑戦状』の世界になりましたね!エンディング曲の明るい曲調も含めてギャグなんだろうなーと思ったのですがどうでしょう。