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『世界を変えた6つの飲み物』を読みました!

<今年読んだ本 39>
『世界を変えた6つの飲み物』トム・スタンデージ(著)、新井崇嗣(訳)/インターシフト
ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラの6つの飲み物を通じて、紀元前4000年から20世紀までの人類の歴史を読み解いた本です。

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感想:おもしろかったです!読みやすかった!そして勉強になったと思う!


6つの飲み物について順不同で語るのではなく、歴史の大きな流れに合わせて、各飲み物を順番に紹介しています。
ビール(紀元前4000年〜紀元前2000年ぐらい)→ワイン(紀元前1000年〜10世紀ぐらい)→蒸留酒(10世紀〜18世紀)→コーヒー(17世紀〜18世紀)→紅茶(15世紀〜19世紀)→コーラ(19世紀〜20世紀)
飲み物の話を読んでいるだけなのに、古代文明から現代に至るまでの歴史の流れを勉強できてしまいます。これはいい仕組みだ。


得た知識:

  • 古代エジプトメソポタミアにおいて、共同の貯蔵庫に納めた作物の量は、小さな粘土の塊を使って表していた。この粘土の塊は「トークン」と呼ばれる。
  • 古代ギリシアでは、ワインを水で割って飲んでいた。
  • アメリカの建国時代に、ラム酒は欠かせないものだった。
  • 17世紀のロンドンのコーヒーハウスは、物価、株価、政治、科学などの最新情報が行き交う、情報交換の場だった。コーヒーハウス同士が、客の移動や、店から店へ伝わる情報でつながっていて、今で言うところのインターネットのような役割だった。
  • ボストン茶会事件は、お茶にものすごい高い関税をかけられたのに怒って、船の積荷のお茶っ葉を全てボストン湾に投げ捨てたというみたいな感じの事件です。ボストンでお茶会をしたわけではないんだね。
  • 発売当初のコカコーラには、微量のコカイン成分が含まれていた。今はもう入っていません。