<今年読んだ本 56>
『<映画の見方>がわかる本』町山智浩/洋泉社
『2001年宇宙の旅』『卒業』『猿の惑星』『タクシードライバー』『未知との遭遇』などなどの、1960〜70年代に公開された名作映画について、「この映画が製作された背景は?」「製作者はどのような意図で映画を作ったか?」などを深く掘り下げて紹介している本です!
わたくしは恥ずかしながら、この本で紹介されている映画を、ひとつも見たことがありません。タイトルは全部聞いたことがある作品だったけど。ちゃんと見んと。
映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)
洋泉社 2002-08
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感想:面白かったです!さすが町山さん!
映画の製作当時の背景などが本当に細かく分析されています。本の冒頭の「はじめに」のところに、細かい分析について「それを代わりに調査するのが本書です。映画に関する文章でメシを食う者の仕事です。試写室で観た映画の感想文を書いてるだけじゃバチが当たります。」と書かれています。さすが町山さん。
“なんとなくあらすじを知っている”ぐらいだった映画について、詳しくなれました。あとは、DVDで名作をちゃんと観なければなるまい。
特に『ロッキー』を観なきゃなーと思いました。『ロッキー』は低予算だったので、何十回もリハーサルを繰り返したあと、ほとんど一発撮りで撮影されたそうです。しかも特殊メイクの手間を節約するため、まず最初に15ラウンド目のボコボコにされた状態から撮影を開始し、だんだんメイクをはがしながらラウンドを遡って撮影されたとか。すごい製作裏話だ。
あとウルトラクイズのファンとしては『未知との遭遇』も観たいです。デビルズタワー。