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『悪の教典 上』を読みました!

<今年読んだ本 3>
悪の教典 上』貴志祐介文藝春秋
このミステリーがすごい第一位の小説です!

感想:めっちゃくちゃ面白かったです!さすがこのミステリーがすごい第一位だ!蓮実先生の非道っぷりがすばらしいです!
ものすごく有能な教師が主人公の学園小説かと思いきや、ページが進むにつれてどんどん異常になってきて、すごいです。読んでよかった。下巻も楽しみに読みます。


主人公の蓮実先生がtwitterをやってるみたいなので、フォローしました!きゃーハスミン!
http://twitter.com/#!/hasumiseiji
わたくしが小説の登場人物のtwitterをフォローしたのは、きりりん、黒猫に次いで3人目です。すごい時代になったもんだ。

  • エロシーンがしっかりエロいのが良いです!3時間かー。
  • 蓮実先生の過去話はえぐいっすね!幼少時代から恐ろしいほど頭いいし、真賀田四季のようです。両親の話は冷酷で恐ろしい。その中で、中学高校時代の憂実の話は珍しく人間的な温かい話かと思いきや、その後の大村を痛めつけるシーンが、痛そうすぎて、参りました。いやー痛そう。そんなに痛めんでも。
  • クラス分け会議の場面を読み、マンガ『あずまんが大王』で、ゆかり先生が「ちよちゃんは戦力になるから狙ってるわよー」と言った話を思い出しました。蓮実先生は学年一の美少女や有能な生徒を自分のクラスに集めてて楽しそうでした。現実の学校のクラス分けでも、先生の間でこんな駆け引きがありそうで、ちょっといやです。わたくしが中学生だったときも「次の学年で同じクラスになりたい人アンケート」とか書かされたし。でも先生の立場で考えれば、カードバトルのデッキを組む感じで、楽しいかもしれませんね。そんな気楽なものではないか。
  • 釣井先生がこわいです。おそろしい先生は蓮実先生だけではないというのが、深みがあっていいですね。でもこんな高校はいやです。