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立川談志師匠の『遺稿』を読みました!

<今年読んだ本 47>
『遺稿』立川談志、絵・山藤章二/講談社
立川談志師匠が、2010年5月から2011年末まで、週刊現代に連載されていたものの書籍化です。

感想:壮絶に面白かったです!
本の最後に収録されている、「俺はもう駄目、本当だ」という文章の壮絶さに尽きます。一体、どんな境地に達したら、このような壮絶な文章が書けるのでしょうか。かっこよすぎる上に、さびしすぎます師匠。
本の前半は、談志師匠の好きな音楽の話、師匠と交流のあった手塚治虫先生や石原都知事などの人物の話、時事のニュースの話題など、ふつうに読んでておもしろいし勉強になります。それだけに最後の文章の重さが衝撃的に感じられます。家元ー!!


あと、文章が、談志師匠の口語体で書かれてるのがすごいと思いました。一部引用します。

ホーキング青山という俺のファンがいる。こ奴ぁ重度身体障害者で、動くなァ首だけだ。

脳内で談志師匠の声で再生されますよね!家元ー!!