本日は所用があり、日帰りで大阪に行ってきました。
せっかく大阪に行くなら、上方落語を生で見たい!ということで、大阪の寄席「天満天神繁昌亭」に行って、朝席を見ました!
見てきたのは、『客席参加型 桂三風の落語体験ツアー 〜90分の落語体験〜』です!入場料は大人2000円でした。まったく知りませんでしたが、このイベントはこれまで50回ぐらい行われていて、なんとこの日が最終回だったそうです!うおー最後に見れた!行ってよかった。夏休みだけあって、親子連れの方が多かったです。
入口で、落語体験の教材として、「寿限無」が書かれた扇子と手ぬぐいと、アンケート用紙が配布されました。扇子と手ぬぐいは持って帰れます!
イベントの内容はだいたいこんなのでした。
- 扇子と手ぬぐいを使った仕草の例の実演:扇子を使って『蕎麦を食べるところ』『携帯電話』『はさみ』、手ぬぐいを使って『本』『鼻紙』『焼き芋』などの仕草を見せていただきました。蕎麦をすする音を出す時は、舌先を上の前歯の裏にくっつけた状態で息を吸うと「ズルズルズルーッ!」という音が出せるんだそうです。私も実際にやってみたらいい音が出ました。勉強になりました。
- 先ほどの例を参考にして、オリジナルの仕草を考えよう!コーナー:アンケート用紙に記入して、回収されます。
- 桂三風さんの落語解説コーナー:上方落語で使われる小さい机みたいなものは「見台」といい、前に置く板のようなものは「膝隠し」という。落語で複数の人物を演じるとき、右を見たり左を見たりするが、このとき見る方向にもある程度の規則がある。吉本新喜劇の舞台を思い浮かべると、舞台の向かって右側(上手)に家やお店があって、左側(下手)に入口がある。これが舞台のセットの基本。従って、お客さんは左側から入ってきて、右(上手)を向いて喋る。逆にお客さんを迎える側のご隠居さんなどは、左(下手)を向いて喋る。みたいな分かりやすい解説でした。勉強になりました。
- 淀家萬月さんの南京玉すだれ:本格的な南京玉すだれを見たのは初めてです!しだれ柳がビャーッと伸びるのは迫力がありました。ちなみに南京玉すだれの正式名称は「南京無双玉すだれ」といって、「中国にも無いぐらい珍しい玉すだれ」という意味だそうです。勉強になりました。
- 月亭遊方さんの創作落語「中華料理屋」:ドタバタで面白かったです!
- 扇子と手ぬぐいを使ったオリジナル仕草の優秀作発表:アンケートに記入した中から優秀作が選ばれます。選ばれた人は、繁昌亭の舞台に上がって仕草を実演することができ、さらにお土産に大入袋がもらえるという特典あり!扇子を使った「ザビエル」や「おばあちゃんのおっぱい」などの爆笑作品が披露され、面白かったです。うらやましかった。私は手ぬぐいを使って「Nintendo DS」というのを出しましたが、選ばれず。ありがちだったか。残念。
- 桂三風さんの創作落語「テレショップ・パニック」:客席がテレビショッピングの観客役になって、「わー!!」とか「えー!?」というリアクションをするという、客席参加型落語でした。楽しかったー。
以上のような感じでした。見に行ってよかったです。
大阪のお土産に、難波高島屋の地下食品売り場で「塩昆布」を買って帰りました。お茶漬けにします。