＜今年読んだ本 ９２＞
『末代まで！ LAP1 うらめしやガールズ』猫砂一平／角川スニーカー文庫
主人公は幽霊が見える特異体質で、高校に入学したら幽霊のお岩さんと花子さんに出会って、いろいろあるという話です！
著者本人が挿絵のイラストも描いているというのが、すごいです。本業が他にあって、しかも「商売になるレベルの絵を描くことができる」というスキルを持っている人は、今の日本には何万人もいるんでしょうね。すごい時代ですね。
末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-11-02
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感想：まあおもしろかったけど、設定がちょっとややこしいなーという気がしました。“幽霊”とはどんな存在であるかとか、フラクタル結界とか、作品に出てくる「ババアレース」という競技の仕組みとか、よくできた設定ではあるんでしょうけど、けっこう複雑だと感じました。あと、主人公の名前が明かされていなくて、常にニックネームで呼ばれているというのは、最近の流行りなのでしょうか。キョンのように。それと、いくらお化けとはいえ、「ババア」という汚い言葉を連呼するのはいかがなものかと思いました。せめて「おばあちゃん」と言ってほしいです。
あと土門さんがかわいい。
