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あいちトリエンナーレで『伏見のための接点』と、アントニア・ベアーの『Laugh』を見た!

土曜日です。今週も「あいちトリエンナーレ」に行ってきました!

伏見のための接点

まず、伏見駅近くの伏見地下街に10月3日までの期間限定で展示されている、タムラサトルさんの「伏見のための接点」という作品をじっくり鑑賞しました。これはいいです!
この作品の構成要素は

  • 金属製のドラゴンの置物
  • ドラゴンの置物の上を、チェーン駆動で往復運動する、金属棒
  • 50個の電球

です。銀色の部屋の中に、50個の電球が立体的な配置で置かれています。その手前に、金属製のドラゴンの置物と、金属棒を往復運動させる装置が設置されています。
金属棒はゆっくりと動いていて、ドラゴンの置物と接触したり、離れたりを繰り返しています。ドラゴンの置物と金属棒には100Vの電流が流れており、置物と金属棒が接触すると電気が導通して、50個の電球が一斉に光ります。置物と金属棒が離れると、電球は消えます。つまり、ドラゴンの置物と金属棒が、スイッチの役割をしていることになります。


この作品の何が素晴らしいかといいますと、ドラゴンの置物と金属棒が接触するたびに、バチバチと電気火花が飛び散って、かっこいいんです!!100Vの火花がバチバチいう音が、生で聴けるんです!!いやーとにかくかっこいい。この火花のせいか、ドラゴンの置物は、かなり黒焦げになっていました。
銀色の部屋の中の電球の配置も、すごくおしゃれな感じです!この50個の電球がすべて同時に明滅するのが、また格好いい!ドラゴンの置物と金属棒がしっかり接触している状態だと、すべての電球が明るく点灯しますし、置物と金属棒が一瞬だけバチッと触れただけなら、電球もほんの一瞬だけ弱く光ってすぐ消えます。
電気系作品のファンには堪らない展示ではないでしょうか。私は超好きです。


明和電機の「放電魚」をド派手にしたような感じの作品だなーと思いました。
展示は10月3日(日)までですから、おひまなかたはぜひ行って、見よう。

長者町のATカフェでカプチーノを飲み一服しました。

アントニア・ベアー『Laugh』

そして愛知県美術館に移動し、アントニア・ベアーのパフォーマンス公演『Laugn』を見ました!8階のギャラリーGで19:00から開始で、料金は2000円でした。
このパフォーマンスがめちゃくちゃ面白かったです!!
暗い部屋の真ん中に、一脚の椅子と譜面台が置いてあり、スポットライトが当たっています。アントニア・ベアーさんがその椅子に座って、楽譜を見ながら、約一時間ひたすら笑うという内容のパフォーマンスでした。笑い方のバリエーションが豊富でしたし、仕草や小道具もいろいろあって、とにかくおもしろかった!
終演後には質疑応答コーナーもあったし、隣の部屋で上映されている関連映像作品を解説してくれるコーナーもあって、盛りだくさんの内容でした。これで2000円は安かったと思います。見てよかったー。


そういえばそもそも、アントニア・ベアーさんが女性であることに驚きました。写真は男性にしか見えなかったんで…
あと、通訳兼司会進行役をしていたキュレーターの方が、眼鏡で黒髪ロングのクールビューティーな感じの、美人でした。知的美人はいい…