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68・『嘘発見器よ永遠なれ』を読みました!

<今年読んだ本 68>
『嘘発見器よ永遠なれ』ケン・オールダー(著)、青木創(訳)/早川書房


発汗や血圧を測定して相手の心理状態を読み取る、いわゆる「嘘発見器」の歴史についての本です。
嘘発見器を世界で一番よく使っているのはアメリカだそうです。しかし、アメリカでは嘘発見器の検査結果は裁判の証拠としては認められていないそうです。
嘘発見器とは、『被験者が実際に罪を犯したかどうかを判定するのではなく、罪を犯したと思っているかどうかを判定する装置にすぎない』のだそうです。正しいと思い込んでる人には通用しないのですね。なるほど。
感想:登場人物が多くてよくわかんなかったけど重厚な本でした。嘘発見器での検査結果よりも、「嘘発見器に反応が出てるんだよ!すべてお見通しなんだよ!お前がやったんだろう!!」みたいな心理的な圧迫で自白を誘うほうが効果的だという話があり、怖いなーと思いました。
得た知識:

  • アンタッチャブル』の元になった捜査官はエリオット・ネス。
  • アメコミの『ワンダーウーマン』の原作者はウィリアム・マーストン。この人も嘘発見器の研究をしてた。