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桂米朝師匠の『落語と私』を読みました!

<今年読んだ本 60>
『落語と私』桂米朝/文春文庫
米朝師匠が昭和50年に書いた著書が、昭和61年に文庫化されたものです!
「落語の歴史、寄席の歴史、東京と上方のちがい、講談、漫談とのちがい、女の落語家は何故いないか等々、当代一流の落語家にして文化人が、落語に関するすべてをやさしく、しかも奥行き深い蘊蓄をかたむけて語る。初心者も落語通も納得してヒザを叩き、落語を聞く愉しみが倍増する名著。」です。(裏表紙より引用)

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感想:めちゃくちゃ面白かったです!これは本当に名著です!さすが米朝師匠。
落語の成り立ちについて非常にわかりやすく解説されているだけでなく、「声の出し方」や「目線による距離感の表現法」など、落語を演じる際の技術論に関しても、かなり丁寧に書かれています。濃い内容です。勉強になりました。

この素晴らしい内容をどう生かすかが、読者の課題です。どうしましょう。