<今年読んだ本 72>
『日本人の戦争 作家の日記を読む』ドナルド・キーン(著)、角地幸男(訳)/文藝春秋
昭和16年〜21年の、太平洋戦争の真っ最中の期間に日本人作家がつけていた日記を読むことで、当時の日本人の心情はどんなだったかを分析する、みたいな趣旨の本です。永井荷風や山田風太郎等の日記が引用されています。
著者のドナルド・キーン氏は、1922年ニューヨーク生まれの日本文学研究者で、文化勲章も受章している方です!よく存じませんが、恐らく「日本人よりも日本文化に詳しい外国人」の頂点に立っている的なポジションの人だと思います。多分。
日本人の戦争―作家の日記を読む
Donald Keene
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感想:面白かったです。さすが作家の日記。事件や社会情勢をただ記録するだけでなく、自分の意見を書いてるんですね。私も後世の人に何かしらの情報を伝えるような日記を残したいものです。とりあえず今日は晴れだった。
太平洋戦争についても色々勉強になることが書いてありました。玉音放送って生放送じゃなかったんですね。